すべてはクマ笹から始まった

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創業者大泉和也の哲学とササヘルス誕生

サプリメントの先駆け
上:クマ笹の調査(昭和30年代)/下:笹刈りの風景

創業者の大泉和也は太平洋戦争の中、世界最大級の潜水艦「イ400号」などの日本海軍の潜水艦乗務員向けのサプリメント(V.B、V.C入りシロップ)の開発に関わった。世の中に未だ健康食品とかサプリメントという概念がない時代である。このようにして大泉和也の研究開発は、後のサプリメントの先駆けとなった。

しかし、戦争末期が近づくと原料難に見舞われた。そこで使用されなかったり、廃棄されたりする様々な資源を研究して原料として活用した。これが後年、ササヘルスの原料となるクマザサに着目する端緒となった。クマ笹は当時も今もほとんど利用価値のない植物としてみなされてきたのである。また大泉和也がクマ笹に着目したのは、後述する「すべての生き物は完成形であり、無限の可能性を秘めている。そう見えないのは単に我々がそれを見ようとしていないからだ」という基本的な哲学があった。

生薬のバイブルに掲載

中国では竹の葉や笹の葉は薬理作用があるとして、古くから「神農本草経」「本草綱目」などの生薬のバイブルに掲載され、薬効がある生薬として使われてきた。「神農本草経」には竹葉(チクヨウ)として掲載され、「本草綱目」には箬(ジャク)として掲載されている。中国では竹の葉も笹の葉も区別されておらず、竹葉、笹は同じものとして扱われている。ちなみに箬とは日本語の笹のことであり、日本で使う「笹」という字は「国字」で日本人が作った漢字にはない文字である。

自然随順(じねんずいじゅん)
ホメオスタシス(恒常性)自然→調和→欲求の充足→人間

大泉和也が青年期に「禅」に巡り合い、生涯自身の人生哲学の基本としたことに、企業理念である「自然随順(じねんずいじゅん)」のツールがある。自然の中にあり、自然とともにあり、身を自然にゆだねること、自然と調和して共鳴することこそが、人の健康と幸福の源であるという考えである。

在るがままであること

自然界に存在するものは、人間も含めて本来完全な存在であり、完成形である。生と死を含めて、すべてのことを在るがままに受け入れ、自然と調和して一体になることが生の本来ある姿である。

命によって命を保つということ

すべての食べ物は栄養である前に、一つの完成された命である。人間を含めた地球上の命は、動物、植物をはじめ菌類も含めた命を自分の命に取り込み、環境と循環させることによって、ホメオスタシスを保ち、命を保ち、子孫と未来に引き継いでいく。

命とは生命エネルギー「気」のこと
命とは生命エネルギー「気」のこと

命とは生命エネルギーである「気」のことである。「元気」なものは「気」が満ちており、その生命エネルギーによって、身体、精神とも活動てきである。反対に「気」が失われ生命エネルギーが減退すると、身体、精神は活動が低調になり、バランスを崩して「病気」の状態になる。そして「気」が完全に失われた状態が「死」である。

食べ物は生き物

人間は主に飲食によって、他の生き物から生命エネルギーである「気」を引き継ぎ、自分の生命エネルギーレベルを保っている。しかし、生命エネルギー「気」を取り入れる手段は、飲食物だけではない。環境すべてのものは生命エネルギー「気」を蓄えており、私たちは自然にこれらを受け入れて、生命エネルギーである「気」を循環させている。これを意識して行うのが気功である。

「気」が満ちた食べ物

食べ物にも「気」が満ちたものと、そうではないものがある。鮮度が高い、動植物は「気」が満ちているが、鮮度が落ちるに従って栄養価だけではなく、生命エネルギーである「気」が失われていく。また天然のもの、野生のものは生命エネルギーレベルが高く、養殖されたもの、栽培されたものは生命エネルギーレベルが低い。冷凍や冷蔵して見かけ上の鮮度が高く、栄養価が保たれていたとしても、生命エネルギーレベルは日に日に低下している。

失われていく生命エネルギー
失われていく生命エネルギー

現代人は便利さと快適性をもとめて、自然から遠く離れて都会や街での生活を選ぶようになりました。都市として整備された街は快適で衛生的ですが、周りはすべてコンクリートなどの人工物ばかりです。つまり周りにはほとんど生きたもの、命はなく、死の世界です。小さな公園や庭には辛うじて植物が植えられていますが、ほとんどが園芸品種で歪められて生命エネルギーの乏しい命です。

近くのスーパーマーケットやコンビニエンスストアで、いつでも欲しいものが手に入りますが、加工品などは栄養価があったとしても生命エネルギーの乏しいものです。冷蔵品や冷凍品は鮮度が保たれているように見えますが、生命エネルギーレベルは低いものです。このような生活を送っている現代人、特に都市や街に住む人々の生命エネルギーは失われつつあります。

病気が増え続ける不思議

近年の医療技術の発展は目覚ましく、毎年のように画期的な新薬が生み出されています。しかし病気は増え続けて、いまや医療費や介護にかかわる費用が国家の財政を破綻させようとしています。いったいこれは何故なのか?

一つには平均余命が伸び、検査技術や診断技術が発達したことで、病気の発見が増えたことがあります。しかし、どうもこれだけでは説明がつきません。人間の環境破壊がトリガーになった世界的な感染症の蔓延もありますが、これを除外しても病気は加速度的に増え続けています。

病気が増える本当の原因

この問題の本質は、私たち自身の体の抵抗性や自然治癒力の低下にあると考えざるを得ません。自然から遠く離れた人間は生命エネルギーレベルが低下して、本来持っていたはずの抵抗力や自然治癒力を失いつつあるのです。人間を含めた生命は徹底的に省エネにできています。例えば、筋肉は使わないと体は余分なものとして筋肉をどんどん減らしてしまいます。骨も運動したり歩かなかったりすると、必要ないと判断して骨はスカスカになってしまいます。これと同じで便利で快適な街に住んで、生命エネルギーレベルの低い食べ物を摂っていると、しないうちに抵抗力や自然治癒力抵抗して、特に不定愁訴や慢性病が増え、心の安定を欠いて精神疾患も増えてしまいます。

薬が病気を増やす
薬が病気を増やす

抵抗力や自然治癒力が衰えると、急性疾患もさることながら、慢性疾患や不定愁訴が増える傾向にあります。実は○○病、○○症、○○症候群といわれるものの多くは原因がはっきりしないものも多く、ほとんどが慢性疾患に分類されます。これらの治療と治療薬は多くは対症療法ですが、症状を緩解させる効果はあっても、根本治療ではないので薬を飲み続けることになります。薬を長く飲み続けると、効果が薄らぐので、だんだん強い薬を処方されるようになります。薬は基本的に毒を薄めたものですから、長く飲むと体に害を与えて、別の症状や病気を誘発します。そうするとまた別の薬を処方されて、薬がどんどん増えていきます。その結果、10種類近い薬を飲む人も珍しくありません。こうなると本来の病気なのか、薬の副作用なのか、因果関係も不明になり、ますます状態は複雑化して長引きます。毒としての薬が体の隅々に蓄積して、代謝を低下させ、神経を混乱させます。これらは医源病と呼ばれます。病気を治すはずの薬がかえって病気を増やしているのです。また、そもそも薬は病気や症状を治すものではなく、自分の体が病気や症状を治すのを手助けするものでしかありません。自分の体は自分の身体(自然治癒力)が治すのです。

浄化と命の関係

日本には古来より「キヨメ」と「ケガレ」という対立概念があります。じつはこれらは生命エネルギーである「気」と密接に関係しています。「キヨメ」は今では「清め」とあらわされることが多いですが、本来は「気与め(キヨメ)」が語源です。つまり「気を与える」または「気を与えられた状態」を指します。一方「ケガレ」は今では「穢れ(ケガレ)」と表され、汚穢(おわい)つまり不浄、汚いものという意味を持たされていますが、本来は「気枯れ(ケガレ)」が語源です。つまり生命エネルギーである「気」が枯れて失われた状態を指します。

「気」の概念
「気」の概念

「気」の概念では「気」が与えられ、満ちた状態では元気で美しく、清らかな状態となり、「気」が枯れて失われた状態は弱く、醜く、不浄な状態となるとされます。「老化」もこの一つの現れです。生命エネルギーである「気」がたくさん与えられると、新しい命が生まれることにつながります。「キヨメ」は五穀豊穣や子孫繁栄を促す力があると信じられてきました。反対に「気」が失われると、病気になり最後には死に、やがて腐敗して悪臭を放ち、汚らわしいものになるという意味です。

仙人が食べたのは笹の実

仙人が実在したかどうかはともかく、「仙人は霞を食べて生きている」というのが通説です。つまり高山のほとんど食べ物もなさそうなところに長く住んでいて、信じられないほど長命であることから、そのように言われてきたのかもしれません。しかし最近有力な説が現れました。仙人が食べていたのは笹の実ではなかったか?というものです。笹は高山に自生するイネ科の植物で、花が咲くと後に小さな米粒のような実がなります。笹の花が咲くのは60年に一度ともいわれますが、これは全面開花のことで、部分開花は結構頻繁に起こります。保存ができますし、笹の実は大変精が強く、生命エネルギーが凝縮されているともいわれています。仙人はこれを食べることによって、食べ物がなにもなさそうな高山で、信じられないほどの長寿を全うしたのかもしれません。

笹とキヨメ
サプリメントの先駆け

笹は神社仏閣や様々な伝統行事において、「清め/キヨメ」の象徴として使われています。地鎮祭などで笹を四隅に立てるのも、「清め」の意味です。多くの場合、「清め」や「五穀豊穣」「子孫繁栄」などの縁起物とされているようです。これらは笹の持つ「浄化作用」と生命エネルギーである「気」を与えて満たすことにより、新しい命の誕生を促すという意味を持ちます。つまり「五穀豊穣」と「子孫繁栄」です。

クマ笹は一つの完成された命

ササヘルスの原料であるクマ笹は、ササヘルスの原料となるために生まれてきたのではない、それは私たち人間と同様、地球上に誕生した奇跡であり、唯一の尊い命である。クマ笹は高山に自生し、厳しい冬にも枯れずに繁茂する植物であり、生命エネルギーレベルの高い植物です。この命の持つ生命エネルギーを戴き、人間の生命エネルギー、つまり「気」のレベルを上げることで、失われた自然治癒力や活力を復活させることが期待されます。

クマ笹を生きたまま瓶詰にする
クマ笹を生きたまま瓶詰にする

長年の研究でクマ笹には様々な薬効成分が含まれていますが、一つ一つは穏やかな作用のものです。これらの薬効はすべてクマ笹の命の働きで会って、クマ笹の中では相互補完的な働きをしています。東洋医学には「一物全体」という考えがあります。都合の良いところを部分的に利用するのではなく、一つの命として全体を受け入れなくてはならないといういみです。確かに特定の薬効成分を抽出して、高濃度にすることで強い薬理作用を発揮できますが、これは反面身体に歪を生じさせます。

ササヘルスは「一物全体」という考えのもと、命としてのクマ笹の本性を失わないように、あたかも液体になっても、そこにクマ笹の命が宿っているように製剤することをポリシーにしています。

身土不二

生命体は38億年前に地球を母として生まれたとされています。その時生まれたたった一つの生命の種から、ウィルスも含めた地球上のすべての生命が分化しました。私たち人間を含めてすべての生命体は、地球から生まれ、今でも地球の一部なのです。このため環境(地球)と私たちは常に相互作用をもっており、一体の存在といえます。

「身土不二(しんどふじ)」とは東洋哲学(漢方)の考え方で、「身」つまり身体と、「土」つまり環境(地球)は「不二」つまり二つではなく、一体のものであるという意味です。このため、命をよりよく養うためには生活している身近な環境で、旬つまり視線の季節の中で採れたものを食べるのが良いとされています。遠い外国で採れたものを食べたり、寒い腑腑に熱帯で採れたものを食べたりすると、身体や精神に歪ができて、生命活動が低下するとされます。ここでいう「身近」とは大体生活圏から半径50km程度といわれています。

日本は笹の国
日本は笹の国

日本のイメージとしてよく「竹」が使われます。日本文化の代表である京都などでは、文化や生活の中に竹がしみ込んでいます。このため竹は日本の伝統的植物という誤解がありますが、実は日本にある竹類はすべて渡来したもので、多くは中国から琉球(沖縄)を経由して入ってきたものです。古くはミクロネシアなどから日本に渡った人々が持ち込んだという説がありますが、あくまでも渡来植物です。

ところが世界的にみても笹類の80%程度は日本原産のもので、その意味では日本は笹の国といえます。縄文時代の遺跡からは笹の多くの痕跡が発見されますが、竹類は一切見つかっていません。日本人は自然とともに、笹とともに日本に暮らしてきたのです。

品質ポリシー

大和生物研究所は、これまで述べてきた哲学や考え方をもとにササヘルスをはじめとする製品を開発、製造しています。その際に大事にしているのが「品質ポリシー」です。

●最高の原料

笹の国である日本では山岳地帯に入ればいたるところに笹を見ることができます。北海道などでは平地にも多くの笹が繁茂しています。これらは一般に「ササ」または「クマザサ」「シノ」などと呼ばれています。これらの呼称は俗称といわれるもので、竹よりは背丈が低くて、比較的葉が大きいものを指す伝統的、民間的な名前です。実はこれらには数十種類の「種」が含まれていて、植物学的には異なるものです。

ササヘルスの原料としてつかえる「種」はクマイザサ、チマキザサ、チシマザサとそれらの近縁種に限られます。さらに医薬品の原料として使われる「最高の原料」はこの中のごく限られた産地、地域、エリアから採集されたもので、それらからさらに選りすぐったものだけがササヘルスの原料として使われます。多くは登山道から遠く離れた深山に眠っており、採集は極めて困難な貴重なものです。

●最高の技術

創業者の大泉和也は前身であり自らが開発した「サンクロン」に改良に改良を加えて、新次元のクマ笹の医薬品「ササヘルス」を開発しました。「サンクロン」で使われていた葉緑素を銅イオンで安定化する方法を、不可能といわれた鉄イオンで置換する方法を開発して、製品化に成功しました。有機溶媒系(アセトン、エーテル類等)を用いて、精製した葉緑素を鉄イオンで置換できても、フェノール類が多い植物エキスの状態で鉄イオンで置換するのは不可能といわていていました、これらの技術は確立され製品に活かされています。この技術を持っているのは今でも、世界で大和生物研究所だけです。

葉緑素を鉄イオンで置換して「鉄クロロフィリン」とすることで、重金属である銅を使わず、必須ミネラルである鉄を使うことで安全性が高まり、幼児からお年寄りまで安心して毎日服用できるようになりました。さらに葉緑素の中心に鉄イオンを配位させることで、人間の血液中の赤血球の本体である血色素(ヘム)に近似の構造を持つことになり、高い生理活性を獲得しています。

また、製造工程にイオン交換樹脂を用いることで、化学薬品を使わずにpH調整する新しい方法を導入しています。このことにより、葉緑素以外の多糖体やリグニン、その他の笹の成分を余すところなく製品に活かすことができています。

●最高の品質

深山に自生するクマ笹の高い生命エネルギー「気」を余すところなく製品に活かすのが大和生物研究所の品質ポリシーの基本です。「何も足さない、何も引かない」クマ笹の強い命によって、自分の命を養う。創業者大泉和也の「最高のクマ笹を、生きたまま瓶詰にする」という製材哲学は今も生きています。

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